宝くじは日本だけで行われているのではなく、全世界で行われています。
そして宝くじへの熱狂度も地域によって大きな違いがあることも事実。
そんな中、世界一アツいとされる宝くじのニュースがスペインから届きました!
スペインにはクリスマス宝くじと呼ばれる「ロテリア・デ・ナビダ」があります。
その抽選は12月22日にマドリードのテアトロ・レアルに行われ、その模様は中継されスペイン全土で視聴されるとのこと!
今回は、そんなスペインのクリスマス宝くじである「ロテリア・デ・ナビダ」について徹底解説します。
なぜそんなに盛り上がるのかを明らかにしますね。
スペインのクリスマス宝くじが盛り上がる理由

スペインではクリスマス宝くじの時期になると、前年の当選の様子や今年の準備のニュースが連続放送されます。
さらに抽選中や抽選後には、新たな当選者のインタビューが連日行われることに…。
とにかくスペイン自体が宝くじ一色となるのです。
盛り上がるのには、もちろん理由があります!
賞金を山分け
スペインのクリスマス宝くじである「ロテリア・デ・ナビダ」には、日本では考えられないくじの特徴があります。
なんと同じ番号が多く発行されるのです。
くじの番号は00000番から99999番まで100000種類ありますが、各番号ごとに160枚から170枚発行されます。
1枚の券は200ユーロと高額な設定であり、それを10分割した10分の1の券は1枚20ユーロで販売されています。
したがって、最大1,600枚の同じ番号のくじが販売される計算になるわけです。
そこで多くのスペイン人は、会社・家族・飲み仲間などが同じ番号のくじを購入します。
つまり当たった場合は、その仲間全員が恩恵を受けられるシステムになっているわけです。
抽選日当日は、その仲間が集まりお祭り騒ぎで抽選結果を見守ることに。
だからこそ、抽選日当日はスペイン全土がお祭り騒ぎになるのです。
還元率が高い!
宝くじの還元率は極めて低いとされています。
特に日本においては、還元率は47%と圧倒的な低さを誇ります。
宝くじ公式サイトによると、2019年の還元率は46.5%(3,684億円/7,931億円)。あとの13.7%は印刷経費や手数料などの経費として使われ、38.5%は公共事業、1.3%は社会貢献広報費として使われています。
引用:https://money.rakuten.co.jp/woman/article/2019/article_0270/
しかし、スペインのクリスマス宝くじの還元率は驚異の70%にもなります。
多くの賞金が分配されるため、当然高額賞金も狙えるということ!
ちなみに1等の当選金は400万ユーロに設定されています(当選額については、後ほど詳しくお伝えします)。
クリスマス宝くじロテリア・デ・ナビダの概要
では、もう少し詳しくクリスマス宝くじロテリア・デ・ナビダについて確認していきましょう。
歴史
その歴史はかなり古く、初めて発売されたのは1812年になります。
世界の宝くじでは2番目に長い歴史を持ちます。
ちなみにロテリア・デ・ナビダとの名称がついたのは、1892年からになります。
歴史的にも抽選会はマドリードのテアトロ・レアルで行われてきましたが、スペイン内戦時にはバレンシアなどでも抽選が行われてきました。
詳しい賞金額
- 1等:400万ユーロ
- 1等前後賞:2万ユーロ
- 2等:125万ユーロ
- 2等前後賞:1万2,500ユーロ
- 3等:50万ユーロ
- 3等前後賞:9,600ユーロ
- 4等:20万ユーロ
- 5等:6万ユーロ
2021年12月末の1ユーロあたりの価格は130円程度なので、1等は4億6,000万円程度になります。
したがって世界的に見ても、それほど金額的に高く設定されているわけではありません。
しかし上記した以外にも細かい賞が設定されており、1,000ユーロから200ユーロの当選金が当たる賞も用意されています。
やっぱり当選金は独り占めしたい?ロトで大当たりを目指しましょう!
スペインのクリスマス宝くじ「ロテリア・デ・ナビダ」は還元率も高く、あなたの目には魅力的に映るかもしれません。
ただ当選金が山分けとなるため、実質的に手元に入ってくるのは1等でも3,000万円弱になるケースが多いと考えられます。
それなら日本のジャンボ宝くじやロトのほうが賞金が良いですよね。
しかも賞金を独り占めできる可能性もあるのですから。

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